背景・経緯
米国政府はPERM労働認定プログラムの運用を一時停止する措置を実施した。これは米国の移民政策や雇用政策の変更に伴う行政的決定である。同措置は特に外国人労働者の採用に依存するIT企業やコンサルティング企業に対して広範な影響をもたらす可能性があり、業界内で懸念が広がっていた。
具体的な内容
Infosys(インド系グローバルIT企業)は、米国PERM停止に関する報道に対して、同社の事業に対する重大な影響(material impact)はないと公式に表明した。同社の説明によれば:
- 米国での人材調達戦略は多層的であり、単一の制度に依存していない
- 既存の労働認定パイプラインや代替採用経路が存在する
- 短期的な採用プロセスへの遅延は想定されるが、事業継続性には影響しない
- 同社は米国市場での業務遂行能力を維持できると判断している
事業環境への影響
PERM停止はIT・コンサルティング業界全体に以下の影響を与える可能性がある:
- 採用コスト増加:代替採用チャネルの利用に伴う手続き費用や時間コストの上昇
- 人材確保難:特に高度な技術人材の確保において競争が激化する可能性
- 米国事業の柔軟性低下:外国人労働者を活用した人員配置戦略の制限
- グローバルプロジェクト運営:米国クライアント向けプロジェクトの人員配置計画に影響
Infosysは大規模なグローバル採用体制を保有しており、米国以外の地域での人材育成やオンショア・ニアショア拠点の活用などで対応可能と見られている。
今後の注目点
- PERM停止期間の長期化に伴う実際の採用数値への影響測定
- 同業他社(Tata Consultancy Services、Wipro等)の対応と経営方針の発表
- 米国政府による追加的な移民政策変更の有無
- 来四半期の決算発表における人件費及び採用関連指標の変化


